Quartileは、すでに大規模に広告を出稿しているブランド向けの本格的なリテールメディアプラットフォームです。最も真価を発揮するのは、Amazon、DSP、Walmart、クロスチャネル広告を1つの運用基盤にまとめたい場合です。公開料金や安価なAmazon専用ツールが欲しいなら、見送りましょう。
私たちは2026年4月に、Quartileの公式サイト、利用規約、ニュースルーム、事例を確認しました。製品の奥深さは本物です。そして、エンタープライズ寄りの性格も確かにあります。
結論(要点):ストラテジストのサポート付きで、AIによるリテールメディアの自動化が必要ならQuartileを選びましょう。透明性の高い初期料金、手軽な導入、純粋なDIY型ソフトウェアが必要なら見送りましょう。
門番:Quartileを買うべきでない人
Quartileは、リテールメディアをオペレーティングシステムのように扱うブランド向けに作られています。気軽に導入できるアドオンではありません。公式サイトは、デモ、ストラテジストのサポート、クロスチャネルでの規模拡大を前面に押し出しています。これは本格的な広告主には有効です。一方で、すぐに料金を知りたい、自分だけで設定したい、軽量なツールが欲しいという小規模セラーには不向きです。
- 広告予算がまだ試験段階。エンタープライズ向けのサポートに費用をかける前に、まずはHelium 10ソフトウェアスイートから始めましょう。
- 商談のたびに、事前に公開料金を知っておきたい。Quartileは料金をデモや発注書(Order Form)の裏に隠しています。
- 必要なのは商品リサーチとリスティングのツールだけ。Jungle Scoutプラットフォームのほうが早く動き出せます。
- 完全なセルフサービスを望み、ストラテジストの関与は一切いらない。Quartileの手厚いサポートは、そのセールスの核となる部分です。
Quartileの概要
Quartileは、マネージドサポート付きのAIによるリテールメディア自動化を提供しています。同社は2018年にマディソンアベニューで創業しました。公式資料によると、現在は32か国で5,300を超えるブランドに対応しています。また、プラットフォームは年間20億ドル超のリテール広告費と、250億ドル超の管理売上を運用しているとされています。
- 設立:2018年。Amazon広告のアルゴリズムを2年間研究した末に構築。
- 規模:32か国で5,300を超えるブランド。
- 運用広告費:年間20億ドル超のリテール広告費。
- 広告経由売上:年間250億ドル超の管理売上。
- 対応チャネル:Amazon、DSP、Walmart、Instacart、Criteo、Google、Meta、Microsoft。
- サービス形態:AIプラットフォームに手厚い専任サポートを加えた形。セルフサービスも用意。
- 公開料金:なし。主要ページはRequest Demo(デモの申し込み)へ誘導。
Quartileとは?
Quartileは、リテールメディアをより緻密に管理したいeコマースブランド向けの広告最適化プラットフォームです。同社は、最先端のAIと完全な手厚いサービスを組み合わせた唯一のソリューションだとしています。このハイブリッドさが重要です。Quartileが売っているのは、ソフトウェアの利用権だけでなく、自動化、レポート、チャネル戦略をまとめて提供することだからです。
会社の位置づけ | 世界最大のリテールメディア最適化プラットフォーム |
|---|---|
設立 | 2018年 |
主なマイルストーン | 2021年にSidecarを買収 |
Amazonからの評価 | 2022年 Amazon Scaled Technology Award受賞 |
現在の規模 | 5,300社超のブランド、20億ドル超の広告費、250億ドル超の管理売上 |
主な購入プロセス | デモ主導の販売プロセスで、料金は発注書(Order Form)に記載 |
Quartileを使うべき人は?
Quartileが向いているのは、リテールメディアには専用のシステムが必要だと、すでに考えているブランドです。最も相性が良いのは、Amazonに本気で取り組み、DSP、Walmart、クロスチャネル広告へと拡大しているチームです。また、運用基盤を自前ですべて構築せずに、サポート、トレーニング、コントロールを得たい代理店やアグリゲーターにも適しています。
- リテールメディア専任チームを丸ごと雇わずに、DSPやWalmartを追加したいAmazon中心のブランド。
- アルゴリズムによる入札やペース配分に加えて、ストラテジストのサポートも求めるチーム。
- 複数チャネルを運用し、共通のレポート基準を必要とする広告主。
- セルフサービスでの操作性も確保したい代理店やアグリゲーター。
- 1時間ごとの最適化とオーディエンスの厚みを重視する、中堅・大企業ブランド。
Quartileの機能
Quartileの機能は、単一の目玉機能で語れるものではありません。チャネルの幅広さ、データの細かさ、そしてサービスの3つが揃っています。プラットフォームは、マーケットプレイスやダイレクトチャネルにわたって、入札、予算、ターゲティング、レポートを自動化します。新しいPro Suiteは、中核となる運用基盤の上に、AMCオーディエンス、MarketIQ、AIアシスタントを追加します。
Amazon Sponsored Adsの自動化
QuartileのAmazon Sponsored Adsエンジンは、細かなコントロールに強くこだわっています。同社が強調するのは、単一キーワード単位の管理、1時間ごとの自動入札、Amazon Marketing Streamからのデータ取り込み、そして入札・予算・掲載枠に対するルールベースの調整です。これは、キャンペーンを手作業で常時見張らなくても、日中の意思決定を必要とするブランドにとって重要です。
運用の具体例:Earth Ratedは、Quartileの1時間単位のヒートマップを使って、成果の悪い時間帯をすばやく特定しました。同チームは、そのパターンに合わせてキャンペーンを組み直しました。Quartileによると、この変更で無駄な広告費を月あたり$80,000削減し、広告経由売上は67%増加、ACoSは30%低下しました。
- 柔軟なキャンペーン構成にも、Quartile独自の細かな構成にも対応。
- 入札、予算、掲載枠の変更を自動化。
- Amazon Marketing Streamを使って1時間ごとの判断を実行。
- キャンペーンの成果に紐づいた、幅広いレポートを取得。
Amazon DSPとAMCオーディエンス
QuartileのAmazon DSP機能は、オーディエンスのレポートにとどまりません。同社によると、AMCのデータ、過去の実績、クロスチャネルのシグナルを活用して、ターゲティングとキャンペーン作成を導きます。公開資料では、顧客生涯価値(LTV)レポート、ポータル上での統合レポート、認知からロイヤルティまでのフルファネル運用も強調されています。
運用の具体例:QuartileのDSP資料では、DSP経由の売上を243%伸ばしたワークウェアブランドが紹介されています。別の公式事例の見出しでは、女性向けパーソナルケアブランドがDSPでROASを126%改善しています。Quartileは明らかに、DSPを補助的なリターゲティングのお試しではなく、規模の大きいオーディエンスエンジンとして扱ってほしいと考えています。
- より深いセグメント分けのための、AMCを活用したカスタムオーディエンス。
- 認知からロイヤルティまでをカバーするフルファネルのキャンペーン。
- リテンション施策のための顧客生涯価値(LTV)レポート。
- Quartileのポータル内での統合レポート。
- DSP利用者向けの専任アカウントサポート。
Walmart Connectの自動化
Quartileは、Walmart Connectを主要チャネルの1つとして扱っています。公式資料によると、Sponsored Products、Sponsored Brands、Sponsored Display、Sponsored Videoを自動化します。Walmartのページでは、1時間ごとの入札調整、キーワードの昇格、そしてプラットフォームの他の部分と同じ細かなキャンペーン構成も強調されています。
運用の具体例:Best Choice Productsは、Quartileを使って1日を通してWalmartの予算配分を調整しました。Quartileによると、同ブランドは総売上を前年比50%伸ばし、ROASを27%改善しました。ペース配分が安定した後には、広告費も25%増やしています。
- WalmartのSponsored Products、Brands、Display、Videoに対応。
- 1日最大3回まで入札の変更を自動化。
- 成果の高いキーワードや商品を自動で抽出。
- 初期設定、データ移行、API連携のサポートに対応。
クロスチャネル広告のカバー範囲
Quartileの構造的な最大の強みは、チャネルのカバー範囲です。サイトのナビゲーションには、Amazon Sponsored Ads、Amazon DSP、Walmart、Instacart、Criteo、Google Ads、Meta Ads、Microsoft Adsが並んでいます。これは、予算を1つのマーケットプレイスにずっと固定するのではなく、検索、リテールメディア、新規開拓の間で動かす場合に重要になります。
運用の具体例:Tuesday in Loveは、QuartileのGoogleチャネルを使って、Amazon以外での成長を強く後押ししました。Quartileによると、同ブランドは売上を前年比208%伸ばし、主要なコンバージョンイベントを140%増やし、ROASを38%改善しました。これは、クロスチャネルがホームページの宣伝文句だけではないことを示す、最も明確な公式の証拠です。
- Amazonに加えて、主要なDTC広告チャネルもカバー。
- 各チャネルのデータを、アカウント全体の戦略に反映。
- Google to Amazonを公開ソリューションとして提供。
- TikTok Shopには別のソリューションページで対応。
レポート、MarketIQ、AI Data Assistant
Quartileのレポート機能は、簡素になるどころか、さらに充実してきています。ポータルのアップデートでは、刷新されたアカウントレポート、予測レポート、過去との比較、フィルタリング可能なテーブルが追加されました。Pro Suiteでは、競合ベンチマーク用のMarketIQと、対話形式でのレポート作成・新しいビジュアライゼーション・ファイル書き出しに対応するAI Data Assistantが加わります。
運用の具体例:Quartileによると、Pro Suiteを早期に導入したブランドは、すぐに実際の成果を得たといいます。あるブランドはコンバージョン率を57%改善しました。別のブランドはコンバージョン120%増、ACoS55%減を報告しています。3社目のブランドは、AMCを活用したオーディエンス施策で新規顧客(new-to-brand)の売上を94%伸ばしました。
- ポータル内での予測レポートと過去データとの比較。
- 競合やカテゴリのベンチマークに使えるMarketIQ。
- すばやい回答とデータ書き出しに対応するAI Data Assistant。
- AMCオーディエンスがスポンサーキャンペーンのターゲティングにも活用可能に。
Quartileの料金(2026)
料金は、Quartileが公開している情報の中で最も弱い部分です。公開されている料金表はありません。/pricingのURLはホームページにリダイレクトされます。主要な製品ページは、代わりにRequest Demo(デモの申し込み)へ誘導します。利用規約でも、料金は発注書(Order Form)に記載され、広告費、チャネル数、サービスレベルによって変わる場合があると明記されています。
Quartileは料金を公開している?
現時点で、公開されている料金ページはありません。私たちは主要な製品ページ、ホームページ、料金ページのURLを確認しました。どの経路もデモ主導の販売へ戻される仕組みです。つまり、購入検討者は製品の充実度は公開情報で確認できますが、予算が合うかどうかは、営業に相談するまで判断できません。
項目 | Quartileが公開している内容 | 公開されていない内容 |
|---|---|---|
定価・料金表 | なし | 公開料金表や最低契約パッケージはなし |
購入プロセス | 主要ページのRequest Demo(デモの申し込み) | 正確な見積もりは営業プロセスを経てから |
料金体系 | 利用規約では広告費、チャネル、サービスレベルに言及 | 料率や定額料金の公開はなし |
契約の詳細 | 料金は発注書(Order Form)で規定 | 標準の契約期間は非公開 |
無料トライアル | 公開されているトライアルページは見つからず | トライアルの条件や制限の公開はなし |
見積もりを左右する要素は?
Quartileは、料金表そのものは公開していませんが、料金を決めるおおまかな要素は公表しています。公開されている利用規約によると、標準の料金プランは、月間広告費、管理するチャネル数、サービスレベルを考慮します。同じ規約には、一部のDSPやメディアサービスでは、広告費に連動する変動要素が含まれる場合があるとも記載されています。
- Quartileの公開規約によると、月間広告費が影響する。
- チャネルが増えると、料金モデルが変わることがある。
- サービスレベルは、公表されている料金の変動要素の1つ。
- DSPの運用には、広告費に連動する変動料金が加わる場合がある。
Quartileのメリットとデメリット
Quartileは、チャネルの幅広さ、1時間単位のコントロール、サポートの質で強みを発揮します。一方で、料金の透明性と小規模チームとの相性では見劣りします。以下の簡潔なリストで、そのトレードオフを率直に整理します。これが重要なのは、多くのレビューページが自動化ばかりを持ち上げ、デモ、契約、手のかかる導入といった商習慣上の摩擦を無視しているからです。
- Amazon、DSP、Walmart、Instacart、Criteo、Google、Meta、Microsoftをカバー。
- Amazonでは1時間ごとの入札とMarketing Streamのデータを活用。
- AMCオーディエンスとPro Suiteが、本格的なエンタープライズ級の奥行きを追加。
- 手厚い専任ストラテジストのサポートが、標準の売りとして組み込まれている。
- 5,300社超のブランドと20億ドル超の運用広告費が、実績ある規模を示している。
- 公開料金ページやセルフサービスの料金表は存在しない。
- デモ主導の購入プロセスは、小規模チームの動きを遅くする。
- GetAppの口コミによると、キャンペーン構成が硬く感じられることがある。
- レビューサイトの声によると、少人数のブランドにはコストが高く感じられる。
- Amazon中心の訴求が強く、Amazon以外に関する説明はやや弱い。
判断早見表:Quartile vs Pacvue vs Teikametrics
この3つのプラットフォームは、似たような購入層を対象にしていますが、まったく同じではありません。判断を分けるのは3つの要素です。1つ目はチャネルの幅広さ、2つ目はサービスの手厚さ、3つ目は最初の商談前にどこまで料金非公開を許容できるかです。単なるもう1つのリテールメディア管理画面ではなく、クロスチャネルの自動化とストラテジストの支援の両方が欲しいときには、Quartileが有力です。
- Quartileを選ぶべき人:Amazon、DSP、Walmart、クロスチャネルの支援を、本格的なストラテジストのサポート付きで求める方。
- Pacvueを選ぶべき人:エンタープライズ向けのリテールメディア基盤が必要で、運用負荷が大きくなることも想定している方。
- Teikametricsを選ぶべき人:優れたリテールメディアの自動化を、より導入しやすいソフトウェア中心のスタンスで使いたい方。
Quartile と競合の比較
チャネルをまたいだリテールメディアの運用が必要なブランドもあります。Quartileはその要件によく合います。一方で、より幅広いAmazonセラー業務が必要なブランドもあります。その場合は、Helium 10ソフトウェアスイートのほうが低コストな運用ツールになります。広告を拡大する前に、まだ商品の検証段階にあるなら、たいていはJungle Scoutプラットフォームが最初の投資として適しています。
ツール | 最適な用途 | 最大の強み | 最大の弱点 |
|---|---|---|---|
Quartile | クロスチャネルのリテールメディアブランド | チャネル横断のAIと手厚い専任サポート | 料金が非公開 |
Pacvue | 大企業のリテールメディアチーム | エンタープライズ向けの手厚いリテールメディア対応 | 運用負荷が大きくなりがち |
Teikametrics | AmazonとWalmartの自動化を求める層 | ソフトウェア中心の魅力を持つリテールメディア自動化 | DSPの充実度に関する公開情報は控えめ |
Helium 10 | より幅広いツールを求めるAmazonセラー | リサーチ、リスティング、PPCを1つにまとめたツール群 | 本格的なクロスチャネルのリテールメディアプラットフォームではない |
実際の利用者の声
Quartileには、多くのリテールメディアベンダーよりも公開されている実績が豊富にあります。公式サイトには、企業名入りの事例や顧客の声が掲載されています。第三者によるレビューの数は少なめですが、それでも参考になります。GetAppでは、87件の認証済みレビューで5点満点中4.5点、カスタマーサポートは21件のサポート関連レビューで4.4点となっています。
情報源 | 評価内容 | そこから読み取れること |
|---|---|---|
GetApp | 87件の認証済みレビューで4.5 / 5 | 第三者による健全な満足度の表れ |
GetApp(サポート) | 21件のサポート関連レビューで4.4 / 5 | サポートは確かな強み |
Quartileのニュース | 2026年 Gartner Digital Marketsのリーダー | レビューサイトでの高い勢い |
Quartileのニュース | G2の2025年ベストソフトウェアリストでリテールメディアプラットフォーム1位 | カテゴリ内での評判は高い |
利用者が評価している点:公式の顧客の声とGetAppのまとめには、同じ傾向が繰り返し現れます。利用者は、対応の早いアカウント担当者、先回りしたコミュニケーション、わかりやすいレポートを高く評価しています。また、Quartileの自動化のおかげでROIが向上し、予算をより無駄なく使え、AmazonとGoogleでの拡大がしやすくなったと評価しています。
- 専任のアカウント担当者と定期的な戦略ミーティング。
- 広告費の効率を高めるAIによる自動化。
- レポートの見やすさが高く、成果の追跡がしやすい。
- 距離を感じさせず、社内の一員のように頼れる担当チーム。
利用者が不満を感じている点:同じGetAppのページには、主な不満点がはっきり表れています。小規模チームにはコストが高く感じられます。導入に手間がかかるという声もあります。また、仕組みが動き出した後の、キャンペーン構成、予算のコントロール、キーワードの判断について、もっと柔軟性が欲しいという声もあります。
- 小規模ブランドにはコストが高く感じられる。
- 導入初期は手間が大きく感じられることがある。
- キャンペーン構成が硬く感じられることがある。
- 予算をより直接コントロールしたいという声もある。
私たちが最も信頼している事例:公式の事例は自社発の証拠なので、慎重に扱っています。それでも、傾向は明確です。Earth Ratedは無駄を大きく削減しました。Tuesday in LoveはGoogle経由で急成長しました。Best Choice Productsは、チームを増員せずにWalmartをより大きな売上の柱に変えました。
- Earth Rated:広告経由売上67%増、月あたり$80,000の削減。
- Tuesday in Love:売上が前年比208%増、ROAS38%改善。
- Best Choice Products:Walmart売上50%増、ROAS27%改善。
サポート、導入、無料ツール
Quartileは、サポートを後付けではなく製品の一部として位置づけています。SMB向けページでは、チャネル専門家に支えられた専任ストラテジストと、定期的な成果ミーティングを約束しています。セルフサービス向けの情報でも、導入支援、トレーニング、分析、戦略サポートを約束しています。公開されているリソースセンターには、無料のレポート、電子書籍、ウェビナー、事例も用意されています。
- 専任ストラテジストに加えて、チャネル専門家も配置。
- 定期的な成果ミーティングと戦略の見直し。
- 導入支援とトレーニング付きのセルフサービスも選択可能。
- レポート、動画、事例、電子書籍を備えたリソースセンター。
- ウェビナーやPro Suiteの学習コンテンツ。
結論:Quartileは2026に使う価値がある?
はい。リテールメディアには専用のシステムが必要だと、すでに理解しているブランドにとって、Quartileはデモを受ける価値があります。公式に示されている製品の奥深さは本物です。Amazonの自動化、DSP、Walmart、クロスチャネルのレポートが、すべて1つの運用基盤にまとまっています。サポート体制も、ソフトウェアだけを提供する競合の多くより優れています。
トレードオフは、商習慣上の不透明さです。公開されている料金ページはありません。購入プロセスはデモ主導です。小規模セラーは、より低コストなAmazon向けツールのほうが、初期の費用対効果は高くなるでしょう。ただし、本格的な広告主なら、Quartileを真剣に検討すべきです。
Quartileを選ぶべき人:まとまったリテールメディア予算を運用している。Amazon、DSP、Walmartを1つにまとめたい。自動化と同じくらいストラテジストのサポートを重視する。そんな方に向いています。
- もう1つのAmazon専用管理画面ではなく、クロスチャネルのリテールメディア支援が必要な方。
- 1時間ごとの入札、ペース配分、オーディエンスの厚みを重視する方。
- ストラテジストのサポートと、より整ったレポート運用を求める方。
Quartileを見送るべき人:透明性の高い初期料金が必要。必要なのはリスティングのリサーチだけ。サービスが付かない純粋なDIY型ツールが欲しい。そんな方には向きません。
- 商談のたびに、事前に公開料金を知りたい方。
- 必要なのはAmazonのリサーチとリスティング業務だけの方。
- ストラテジストのサポートより、安価なセルフサービスを好む方。
よくある質問
Quartileは何ができる?
Quartileは、eコマースブランド向けのリテールメディア広告最適化プラットフォームです。公式サイトによると、AI、自動化、手厚い専任サポートを組み合わせ、Amazon Sponsored Ads、Amazon DSP、Walmart、Instacart、Criteo、Google、Meta、Microsoftに対応しています。
Quartileの料金はいくら?
Quartileは現在のウェブサイトで公開料金表を掲載していません。/pricingのURLはホームページにリダイレクトされます。Quartileの利用規約によると、料金プランは月間広告費、管理するチャネル数、サービスレベルによって変わります。
Quartileに無料トライアルはある?
私たちが確認した公式ページには、公開されている無料トライアルはありませんでした。主要な製品ページは、トライアル登録ではなく、Request Demo(デモの申し込み)や無料デモの予約へ誘導しています。
Quartileはどの広告チャネルに対応している?
Quartileは、Amazon、DSP、Walmart、Instacart、Criteo、Google、Meta、Microsoftへの対応を公表しています。サイトには、スモールビジネス、中堅・大企業、Google to Amazon、プロモーション管理、TikTok向けの専用ソリューションパッケージもあります。
Quartileはセルフサービス?それともマネージドサービス?
Quartileはどちらも提供していますが、セールスの中心はマネージドサポートです。SMBおよびDSPのページでは、専任ストラテジストとチャネル専門家を約束しています。Quartileは、ブランド、代理店、アグリゲーター向けにセルフサービスの情報も公開しています。
QuartileはAmazon DSPとAmazon Marketing Cloudに対応している?
はい。Quartileには、AMCを活用したオーディエンスを備えた専用のAmazon DSPサービスがあります。DSPページでは、カスタムオーディエンス、顧客生涯価値(LTV)レポート、統合レポートが強調されています。Pro Suiteでは、スポンサーキャンペーン向けのAMC Audiencesも追加されます。
QuartileはWalmart Connectに対応している?
はい。Walmart Connectは公式サイト上で専用チャネルとして扱われています。Quartileによると、Sponsored Products、Sponsored Brands、Sponsored Display、Sponsored Videoに対応し、さらに1時間ごとの入札調整やキーワードの自動昇格にも対応しています。
Quartileを見送るべきなのは?
公開料金と純粋なDIY型ソフトウェアを求める小規模セラーは、Quartileを見送るべきです。このプラットフォームは、すでにまとまったリテールメディア予算を運用していて、複数チャネルにわたるストラテジストのサポートを求める場合にこそ意味があります。
QuartileはHelium 10より優れている?
リテールメディアの運用ではQuartileが強く、Amazonセラーの業務全般ではHelium 10のほうが幅広く対応します。Amazon、DSP、Walmart、クロスチャネル広告ならQuartileを選びましょう。リサーチ、リスティング、PPCを1つの低コストなAmazon向けツールでまとめたいならHelium 10を選びましょう。


